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2020-08-31 令和2年第4回定例会(1日目) 本文
2020-08-31 令和2年第4回定例会(1日目) 名簿

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  1. 荒尾市議会 2020-08-31
    2020-08-31 令和2年第4回定例会(1日目) 本文


    取得元: 荒尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    2020-08-31:令和2年第4回定例会(1日目) 本文 (文書 54 発言中)0 発言ヒット ▼最初のヒットへ(全 0 か所)/ 表示中の内容をダウンロード 1:◯議長(安田康則君)                         午前10時03分 開会 ◯議長(安田康則君) これより、令和2年第4回荒尾市議会(定例会)を開会いたします。  直ちに、本日の会議を開きます。  それでは、日程に従い会議を進めます。    ────────────────────────────────   日程第1 会議録署名議員の指名について 2:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  16番浜崎英利議員、17番野田ゆみ議員、以上、両名を指名いたします。    ────────────────────────────────   日程第2 会期の決定について 3:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月28日までの29日間としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 御異議なしと認めます。よって、会期は29日間と決定いたしました。    ────────────────────────────────   日程第3議第78号令和元年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定について   から日程第30報告第8号令和元年度決算に基づく荒尾市の健全化判断比率   及び荒尾市公営企業の資金不足比率についてまで 5:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 日程第3、議第78号令和元年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第30、報告第8号令和元年度決算に基づく荒尾市の健全化判断比率及び荒尾市公営企業の資金不足比率についてまで、以上、一括議題といたします。  議案の朗読は省略し、件名のみを事務局長をして朗読いたさせます。前田事務局長。
      〔前田事務局長朗読〕 6:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) これより、上程議案についての提案理由及び議案内容の説明を求めます。浅田市長。   〔市長浅田敏彦君登壇〕 7:◯市長(浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 本日は、令和2年第4回市議会(定例会)を招集いたしましたところ、議員の皆様には御多忙の中、御出席をいただきまして誠にありがとうございます。  このたびの7月豪雨では、人吉、球磨、芦北など、熊本県南地域を中心に多くの尊い命が失われるなど、甚大な被害となりました。  本市におきましても記録的な大雨となり、人的被害はなかったものの、関川の氾濫などで浸水家屋が350件を超え、道路や河川、農地の被害など、昭和37年以来58年ぶりの大きな災害となりました。犠牲になられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。  本市といたしましては、発災直後より、自宅に戻れない方への市営住宅の提供、災害ごみの受入れ、社会福祉協議会と連携したボランティアの受入れや派遣、家屋消毒などに取り組んでまいりました。  多くのボランティアや関係団体の御協力により、家屋の片づけ依頼への対応や災害ごみの処理につきましては、ある程度めどがつきましたので、現在は、被災者の健康状態の確認や困り事などを把握するため、保健師や社会福祉士が個別訪問を行っているところでございます。  今後は、生活の再建が重要な課題となりますが、災害救助法や激甚災害の指定による国や県の支援に加え、8月14日に専決処分をいたしました本市独自の支援策も活用しながら、一日も早く元の生活に戻れるよう、被災者に寄り添いながら取り組んでまいります。  また、新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的には新規感染者数が減少しつつありますが、高齢者への感染拡大に伴い、重症者が増加するなど、依然として予断を許さない状況が続いております。  本市では、長洲町にございますジャパンマリンユナイテッド株式会社で発生いたしました大規模クラスターにより、その社員や関連会社の方、御家族を中心に感染が拡大をいたしました。  熊本県が市町村別の感染状況の公表を開始いたしました7月30日以降、12名の感染者が本市で出ました。しかしながら、8月9日以降は確認されていない状況でございます。  今後、秋・冬に、再び感染拡大が懸念されていることから、荒尾市といたしましては新たなコロナウイルス対策といたしまして、令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)では、新たな生活様式への対応として、オンラインで学習できるICT教育環境の整備や感染防止として避難所での防災備蓄の強化など、総額3億8,000万円余りを計上したところでございます。早急な実施が必要になるため、議会におかれましては早期の議決に御配慮いただき、深く感謝を申し上げます。  そのほか、議案以外での最近の市政の動向といたしましては、南新地地区を中心に進めておりますスマートシティにつきまして、7月に国土交通省のスマートシティ先行モデルプロジェクトに指定をされ、あらおスマートシティ推進協議会において補助金を活用し、実証実験に取り組むこととなり、今後、準備を進めてまいります。  なお、今回上程いたします議案でございますが、条例の一部改正が3件、補正予算10件、決算の認定関連8件、協定の締結1件、協議会の設置1件、専決処分2件、報告事項3件の、合わせて28件でございます。  各議案の具体的な内容につきましては、それぞれより御説明いたしますので、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 8:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 石川総務部長。   〔総務部長石川陽一君登壇〕 9:◯総務部長(石川陽一君) ◯総務部長(石川陽一君) 私のほうからは、総務部関連の議案7件について御説明いたします。  前後しますが、まず、議第88号荒尾市有財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例の一部改正についてでございます。  議案書1の81ページをお開き願います。  提案理由といたしましては、行政財産を貸し付ける場合に、普通財産と同様に無償貸付等ができるようにするとともに、普通財産の無償貸付等について所要の改正を行いたいからであります。  内容につきましては、議案資料で御説明いたしますので、議案資料13ページをお開き願います。  まず、改正の趣旨でございますが、地方自治法第238条の4第2項から第4項までの規定により、当該財産の用途または目的を妨げない限度で貸付けができる行政財産については、災害により貸付けの目的に供することが困難となった場合などに、無償または減額貸付けができるよう改正するものです。また、普通財産の無償貸付けまたは減額貸付けに、国を適用対象として追加いたしております。  なお、この条例は公布の日から施行することとしております。  14ページに新旧対照表をつけておりますので、後ほど御参照願います。  続きまして、議第91号定住自立圏形成協定の一部を変更する協定の締結についてでございます。  議案書1の95ページをお開き願います。  提案理由としましては、定住自立圏形成協定の一部を変更する協定を大牟田市と締結するに当たり、定住自立圏の形成に係る議会の議決事件を定める条例本則の規定により、議会の議決を必要とするからであります。  内容につきましては、議案資料で御説明いたします。議案資料28ページをお開きください。  大牟田市を中心市として、県をまたぎ4市2町で圏域を形成しております有明圏域定住自立圏は、5年間の共生ビジョンが今年度をもって終了するため、今般、次期共生ビジョンの策定に当たり、改めて既存及び新規の連携項目について、協議により協定を変更するものでございます。  まず、複数の取組事項を統合した項目については、新協定では地域資源を生かした広域観光の振興、中小企業の振興の2項目がございます。  次に、新しく設定しました取組事項3項目についてです。  まず、環境保全活動の推進として、再生可能エネルギー等に関連した独自の取組も見られることから、圏域の啓発・周知など一体的な取組を推進するものです。  また、危機管理体制の強化として、自然災害や大規模感染症等の発生時における総合応援体制を強化する取組となります。  さらに、業務効率化の推進として、行政における業務効率化の推進に向け、ICTの活用等の情報交換や共同研究を進める取組となります。  そのほかの既存の項目も、文言等の追加修正がございますが、新旧対照表にて後ほど御確認願います。  なお、次期共生ビジョンにつきましては、ビジョン懇談会等を経て、年度内に策定となる見込みです。  続きまして、一般会計補正予算関連について御説明いたします。  まず、議第86号、議第87号の令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第6号)及び(第7号)の専決処分についてです。  議案書1の17ページ及び41ページを御参照ください。  両議案ともに、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により議会に報告し、承認を求めるというものでございます。  まず、第6号についてですが、議案書1の19ページをお開き願います。  令和2年7月10日付で、歳入歳出予算の補正を専決処分したものでございます。  補正の内容につきましては、議案資料で御説明いたしますので、議案資料の9ページをお開き願います。  6号補正は、新型コロナ対策として、早急に取り組むべき事業を予算化したものですが、概略を説明いたします。  3款民生費のひとり親世帯臨時特別給付金事業費や、10款教育費の小・中学校の学校保健特別対策事業費については、国の2次補正によるものでございます。  2款総務費、4款衛生費及び7款商工費は、市独自の政策で、市内の事業所や地域活動における感染拡大防止のための助成金等になります。  第6号の補正額は、1億8,053万円の増額となっております。  次に、第7号について、議案書1の43ページをお開き願います。  令和2年8月14日付で、歳入歳出予算の補正を専決処分したものでございます。  補正の内容につきましては、同じく議案資料で御説明いたしますので、議案資料の10ページをお開き願います。  7号補正は、7月の集中豪雨災害及び新型コロナ対策として、早急に取り組むべき事業を予算化したものであります。  主なものを御説明いたしますと、まず、豪雨災害において、3款民生費の2番目、法外援護費は給付金及び見舞金、その下、移動手段確保支援事業費は車両の廃車、8款土木費の住宅施設改修費はエアコンの設置について、被災された方への市独自の支援策でございます。  そのほか、11ページの4款衛生費の2番目、被災家屋等解体撤去事業費や、12ページに現年農林水産災害復旧事業費及び現年公共土木災害復旧事業費を計上しております。  また、新型コロナ対策事業費としては、10ページの3款、民生費の下から3番目に県の事業として、ひとり親世帯への生活支援給付金事業費、その下には、児童福祉施設等感染拡大防止を支援する新型コロナウイルス感染症対策事業費がございます。  第7号の補正額は、4億7,677万1,000円の増額となっております。  続きまして、議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)について御説明いたします。  8号補正は、歳入歳出予算及び債務負担行為の補正でございます。  補正内容につきましては、議案資料で概要を御説明いたしますので、議案資料の38ページをお開き願います。  まず、総務費の1番目、公用車購入・リース費は、災害時、避難所の非常用電源供給用として、電気自動車を購入するものです。  次の広報管理費は、庁舎外からのホームページの更新等に係る整備費となり、その下のICT利活用基盤整備事業費は、WEB会議環境を拡充するものになります。  次の戸籍住民基本台帳費は、来庁者がホームページ上で、あらかじめ手続等を確認いただくことで、滞在時間の短縮を図るものです。  次の3款民生費ですが、1番目の生活困窮者自立相談支援事業費は、相談員を1名増員し、支援体制の強化を図るものです。  民生費のその他については、学校の臨時休校による学童クラブの運営経費の増加並びに自粛要請に伴う利用者への還付金でございます。  39ページをお願いします。  次の4款衛生費、1番目の保健総務費は、庁舎の消毒やワクチンの予防接種を実施する際に使用する防護服の購入費となります。  次の水道事業会計支出金及びその二つ下の公共下水道費は、企業局の執務室等の感染予防対策経費の支出となります。  7款商工費ですが、新型コロナウイルス対策事業費(産業振興)は、雇用調整助成金等申請書作成サポート事業補助金について、利用者の増加に伴うものでございます。  9款消防費の防災備蓄品等整備事業費は、避難所における感染拡大防止のため、備蓄品等を拡充するものになります。  次は、10款教育費です。  小学校及び中学校ICT環境整備事業費は、児童・生徒1人1台のタブレット型端末を整備するものです。  以上、合計の8号補正額は、4億1,843万3,000円の増額となっております。  続きまして、議第97号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第9号)について御説明いたします。  9号補正は、歳入歳出予算債務負担行為及び地方債の補正でございます。  補正内容につきましては、議案資料にて主なものをかいつまんで御説明いたしますので、引き続き、議案資料40ページをお開き願います。  まず、総務費の1番目、公共施設包括管理調査事業費は、各所管課の施設の維持管理業務について、包括的管理委託の可能性を、国庫補助金を活用して調査するものです。  次の3款民生費、上から4番目の潮湯運営費は、潮湯に併設します憩いの場の電気料・水道料になります。  41ページをお願いします。  4款衛生費、1番目の保健総務費は、定期予防接種や複合健診のデータを、AI-OCRを活用して自動読み込みをすることで、業務の効率化を図るものです。  8款土木費、一番下の土地区画整理事業費は、南新地内で整備中の都市計画道路の来年度供用開始に伴い、国道の交差点付近を改良するものです。  42ページをお開きください。  9款消防費、1番目の消防施設新設費は、購入予定のポンプ積載車が年度内の納入が困難なため、今年度の予算を減額して、改めて債務負担行為を追加しております。  10款教育費、上から2番目の給食センター整備推進事業費は、荒尾市・長洲町学校給食センター協議会の設置に伴う負担金になります。  9号の合計補正額は、1億8,357万4,000円の増額となっております。  次に、債務負担行為の補正でございます。  議案書2の59ページをお開き願います。  先ほど御説明しました消防車両購入費や、潮湯の指定管理委託料の追加分、例年、実施しております各種健診等のほか、60ページの給食センター調理配送業務委託料などがございます。  ここまで御説明いたしました一般会計補正予算の補正額は、6号から9号まで、合計12億5,930万8,000円の増額補正で、予算総額は309億3,589万5,000円となります。  最後に、報告第8号令和元年度決算に基づく荒尾市の健全化判断比率及び荒尾市公営企業の資金不足比率についてでございます。  議案書2の187ページをお開きください。  当報告は、財政健全化法の規定により、監査委員の意見をつけて報告するものでございます。  189ページをお開きください。  表が二つございます。上の表が四つの健全化判断比率、下の表が公営企業会計資金不足比率でございます。  まず、令和元年度決算収支において、一般会計、企業会計等全てプラスとなっていますので、実質赤字比率、連結実質赤字比率はともになしであり、将来負担比率もなしとなっています。  また、実質公債費比率は9.3%と、前年度と比べてほぼ横ばいで、早期健全化基準の半分以下であり、引き続き、良好な状態を維持できていると考えております。  次の下の表、三つの公営企業会計における資金不足比率につきましても、全ての公営企業会計においてなしとなっております。  なお、191ページ以降に、監査委員による審査意見書をつけておりますので、後ほど御参照願います。  以上、総務部関連の7議案について御説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 10:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 片山保健福祉部長
      〔保健福祉部長片山貴友君登壇〕 11:◯保健福祉部長(片山貴友君) ◯保健福祉部長(片山貴友君) 保健福祉部所管の議案6件について、御説明いたします。  議第89号荒尾市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、御説明をいたします。  議案書1の85ページをお開き願います。  提案理由は、国が定める特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の改正に伴い、所要の改正を行うとともに、文言の整理を行うものでございます。  本条例は、昨年10月からの幼児教育・保育の無償化に伴い、認定こども園や保育所などの特定教育・保育施設等における運営に関する基準や、小規模保育事業を行う特定地域型保育事業者の運営に関する基準を定めたものでございます。  本市におきましては、令和元年9月30日付で条例を改正したところでございますが、今回、国からの通知に基づき、参照条文のずれ及び用語に関する文章表現などの見直し、並びに条例中の文言の整理等を行うものでございます。  附則におきまして、この条例は公布の日から施行することといたしております。  議案資料の15ページから24ページに、条例の新旧対照表を掲載しておりますので、後ほど御参照願います。  議第89号については、以上でございます。  次に、議第90号荒尾市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正について御説明いたします。  議案書1の91ページをお開き願います。  提案理由といたしましては、国が定める指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。  議案資料の25ページをお開き願います。  改正の趣旨といたしましては、国の省令の改正に伴い、本市の条例についても、所要の改正を行うものでございます。  改正内容につきましては、一つ目が、管理者の要件として令和3年4月1日以降に居宅介護支援事業所の管理者となるものは、主任介護支援専門員でなければならない。ただし、主任介護支援専門員の確保が著しく困難である等やむを得ない理由がある場合は、介護支援専門員でも可能とするものでございます。  二つ目が、管理者要件の適用の猶予について、令和3年3月31日時点で主任介護支援専門員でない者が管理者である居宅介護支援事業所については、当該管理者が管理者である限り、管理者を主任介護支援専門員とする要件の適用を、令和9年3月31日まで猶予するものでございます。  施行期日につきましては、やむを得ない理由がある場合に管理者を介護支援専門員とする取扱いを可能とする改正規定は、令和3年4月1日から施行し、その他の改正規定は公布の日から施行するものでございます。  次のページに条例の新旧対照表を掲載しておりますので、後ほど御参照願います。  議第90号につきましては、以上でございます。  続きまして、議第98号令和2年度荒尾市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について御説明いたします。  議案書2の111ページをお開き願います。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ11万円を追加し、補正後の予算の総額を73億4,842万6,000円とするものでございます。  また、第2条において債務負担行為を追加するもので、議案書115ページに記載をしておりますとおり、令和3年10月から本格稼働する事務処理標準システムの導入に当たり、対応が必要な自庁システム改修委託料の期間及び限度額を定めるものでございます。  議案資料の43ページをお開き願います。  下段の歳出から御説明をいたします。  1款総務費における一般管理費は、令和2年度税制改正に伴う自庁システム改修委託料64万4,000円の増額、並びに県内市町村で共同利用する事務処理標準システムと、自庁システムを接続するために必要なネットワーク機器設定作業の委託料22万円の増額及び職員時間外手当の変更に伴う人件費75万4,000円の減額でございます。  これらに対応する歳入ですが、システム改修等につきましては上段の歳入4款県支出金の保険給付費等交付金において同額を増額し、人件費につきましては6款繰入金の一般会計繰入金において同額を減額計上いたしております。  議第98号につきましては、以上でございます。  次に、議第99号令和2年度荒尾市介護保険特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  議案書2の125ページをお開き願います。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億427万円を追加し、介護サービス事業勘定まで含めた補正後の予算総額を64億6,015万4,000円とするものでございます。  議案資料の44ページをお開き願います。  保険事業勘定の補正は、歳入歳出それぞれ1億307万円を増額し、補正後の予算総額を64億3,564万5,000円とするものでございます。  下段の歳出8款諸支出金における償還金及び還付加算金につきましては、令和元年度の介護給付費に係る交付金などの精算に伴う国・県及び支払基金への返還金6,772万5,000円を増額しております。  歳出6款基金積立金は、低所得者保険料軽減負担金の令和元年度精算による追加交付分と、国・県及び支払基金への返還金精算残額積立て分を合わせまして、3,534万5,000円を増額いたしております。  なお、財源としましては、上段の歳入9款繰入金の低所得者保険料軽減繰入金において追加交付分116万1,000円を増額計上し、歳入10款繰越金において令和元年度繰越金1億190万9,000円を増額計上いたしております。  次に、介護サービス事業勘定の補正は、歳入歳出それぞれに120万円を追加し、補正後の予算総額を2,450万9,000円とするものでございます。  下段の歳出1款総務費における施設管理費につきましては、地域包括支援センターの職員に、国より県を通じて支給される新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金120万円を増額いたしております。  財源といたしましては、歳入5款県支出金の県補助金において、同額を増額計上しております。  議第99号につきましては、以上でございます。  次に、議第100号令和2年度荒尾市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  議案書2の149ページをお開き願います。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ965万5,000円を追加し、補正後の予算総額を8億6,265万3,000円とするものでございます。  議案資料の45ページをお開き願います。  上段の歳入5款繰越金965万5,000円につきましては、令和元年度決算において生じました剰余金を増額補正するものでございます。これは、本年4月と5月の出納整理期間中に徴収した令和元年度分の保険料で、この保険料につきましては、保険者である熊本県後期高齢者医療広域連合に納めるべきものでございますことから、下段の歳出2款後期高齢者医療広域連合納付金として、同額を増額補正するものでございます。  議第100号につきましては、以上でございます。  最後に、専決処分の報告について御説明いたします。  議案書2の179ページをお開き願います。  報告第6号専決処分についてでございます。  公用車による物損事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をしましたので、同条第2項の規定により議会に報告するものでございます。  181ページをお開き願います。  損害賠償額の決定について、令和2年7月17日に専決処分をしたものでございます。  内容は、令和2年5月8日、荒尾市緑ケ丘1丁目1番地1において、職務中の市職員が運転する公用車が相手方の車に衝突したものでございます。  市は、相手方と和解し、これに対する損害を賠償するものでございます。  損害賠償額は18万6,516円、損害賠償の相手方は、議案書に記載のとおりでございます。  以上で説明を終わります。どうぞ、よろしくお願いいたします。 12:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 北原産業建設部長。   〔産業建設部長北原伸二君登壇〕 13:◯産業建設部長(北原伸二君) ◯産業建設部長(北原伸二君) 私のほうからは、産業建設部所管の議案1件について御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書2の161ページをお開き願います。  議第101号令和2年度荒尾市南新地土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  このページから172ページまでが、補正予算の説明となっております。  内容につきましては、議案資料により御説明いたしますので、恐れ入りますが議案資料の46ページをお開き願います。  まず、下段の歳出から御説明いたします。  2行目の1款総務費の一般管理費の補正額16万7,000円は、5月に工事担当職員1名を増員したことによる時間外手当の増額でございます。  上段の歳入につきましては、歳出の人件費補正額と同額の16万7,000円を、5款繰入金の一般会計繰入金に増額するものでございます。  議第101号につきましては、以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 14:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 浦部教育長。   〔教育長浦部 眞君登壇〕 15:◯教育長(浦部 眞君) ◯教育長(浦部 眞君) 教育委員会所管の議案1件及び報告1件について御説明をいたします。  議第92号荒尾市・長洲町学校給食センター協議会の設置についてでございます。  議案書1の105ページをお開き願います。  提案理由といたしましては、地方自治法第252条の2の2第1項の規定により、協議会を設置するためには、同条第3項の規定により議会の議決を必要とするからでございます。  協議会の概要等につきましては議案資料で御説明いたしますので、37ページをお開き願います。  まず、設置の趣旨でございますが、今回の新学校給食センター建設に当たり、本市及び長洲町が、学校給食に関する事務を共同して管理及び執行するため、地方自治法の規定に基づく協議会を設置するというものでございます。  次に、協議会の概要といたしましては、組織の名称は荒尾市・長洲町学校給食センター協議会とすること、所掌事務は、学校給食施設の設置、管理、運営、その他必要な事務として、事務所は荒尾市内としております。  委員は、会長1人、委員3人とし、その構成は荒尾市長、長洲町長、荒尾市教育長、長洲町教育長としております。  このほか主な規約の内容について御説明いたしますので、再び議案書1に戻っていただき、107ページをお開き願います。  第7条におきまして、会長は両市町の長のうちから、両市町の長が協議して定めるとしております。  108ページをお開き願います。  第11条、第12条におきましては、事務に従事する職員は、それぞれの市町の職員のうちから選任することなど、職員について規定しております。  第14条から109ページの第16条におきましては、会議の基本的な事項を定めております。  第18条から111ページの第27条におきましては、協議会の財務関係について規定しております。  そして、第28条以降におきましては、事務処理状況の報告や監査などについて、また、112ページの第32条において、この規約に定めるもののほか、必要なものについては規定を設けることができるものとしております。  なお、附則としまして、本規約を令和2年10月1日から施行する旨の施行期日について、また、今年度の予算に関する経過措置について規定しております。  議第92号につきましては、以上でございます。  続きまして、教育委員会所管の報告につきまして御説明を申し上げます。  議案書2の183ページをお開き願います。  報告第7号専決処分についてでございます。  公用車による物損事故に係る損害賠償について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分をしましたので、同条第2項の規定により議会に報告するものでございます。  185ページをお願いいたします。  専決第9号損害賠償額の決定について、令和2年7月30日に専決処分をしたものでございます。  内容は、令和2年5月15日、荒尾市大島2番地2付近の交差点において、職務中の市職員が運転する公用車が相手方の車に衝突したものでございます。  市は、相手方と和解し、これに対する損害を賠償するものでございます。  損害賠償額は19万3,927円、損害賠償の相手方は、議案書に記載のとおりでございます。  今後一層、安全運転に努めて業務に当たるよう、指示をいたしたところでございます。  以上で、教育委員会所管の説明、報告を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 16:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 大神会計管理者。   〔会計管理者大神英子君登壇〕
    17:◯会計管理者(大神英子君) ◯会計管理者(大神英子君) 議案書1の1ページ、議第78号令和元年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、9ページの議第82号令和元年度荒尾市南新地土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの決算5件につきまして、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見をつけて議会の認定に付するため御説明するものでございます。  議案資料で御説明いたしますので、議案資料の1ページ、令和元年度荒尾市会計別決算総括表をお開き願います。  まず、一般会計です。  歳入でございますが、収入済額が230億2,890万2,664円、歳出は支出済額が229億2,350万3,325円で、歳入歳出差引額は1億539万9,339円となります。  翌年度へ繰越すべき財源といたしまして、2,777万7,296円がありますので、これを差し引きました令和元年度の実質収支額は7,762万2,043円となります。  次に、国民健康保険特別会計です。  収入済額は70億8,482万1,040円、支出済額が70億1,853万8,659円で、歳入歳出差引額は6,628万2,381円になっております。  次に、介護保険特別会計です。  まず、保険事業勘定でございますが、収入済額が55億5,129万1,530円、支出済額が53億4,045万4,712円で、歳入歳出差引額は2億1,083万6,818円になっております。このうち1億997万7,000円につきましては、基金へ積立てをしております。  続きまして、介護サービス事業勘定でございます。  収入済額が1,732万2,831円、支出済額が1,365万2,578円で、歳入歳出差引額は367万253円となります。なお、このうちの366万4,000円につきましては、基金積立てをしております。  次に、後期高齢者医療特別会計です。  収入済額が7億6,141万9,545円、支出済額が7億5,176万4,945円で、歳入歳出差引額は965万円4,600円でございます。  最後に、南新地土地区画整理事業特別会計です。  収入済額が8億9,856万2,410円、支出済額が8億8,453万4,516円で、歳入歳出差引額は1,402万7,894円になっております。なお、全額の1,402万7,894円を、翌年度へ繰り越すべき財源といたしております。  以上、総括表により概略を御説明いたしましたが、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、主要な施策の成果に関する説明書、財産に関する調書など、決算の附属書類並びに監査委員の審査意見書を添付して提出しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。 18:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 宮崎企業管理者。   〔企業管理者宮崎隆生君登壇〕 19:◯企業管理者(宮崎隆生君) ◯企業管理者(宮崎隆生君) 私のほうから、企業局所管の議案5件について説明いたします。  恐れ入りますが、議案書1の11ページをお開き願います。  議第83号令和元年度荒尾市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分についてでございます。  これは、令和元年度荒尾市水道事業会計決算について、地方公営企業法に基づき議会の認定に付し、併せて剰余金の処分について、議会の議決を求めるものでございます。  内容につきましては、議案資料で説明いたしますので、恐れ入りますが、議案資料の2ページをお開き願います。  1の収益的収入及び支出について説明いたします。こちらは、税抜表記となっております。  まず、収入について説明いたします。  1の営業収益では、有収水量は昨年より減少いたしましたが、累進使用料制の料金体系や給水戸数の微増で増加となりました。  しかし、2の営業外収益で、他会計補助金や雑収入補助金が昨年度より減少しましたことから、収入の合計は前年度比で0.6%減少の10億3,834万4,000円となりました。  次に、支出について説明いたします。  1の営業費用では、昨年度より職員の定期昇給や包括委託の修繕費、施設更新費等の増額により、増加となりました。  2の営業外費用では、支払利息や雑支出が昨年度より減少となりましたが、支出の合計では、前年度比で1.9%増加の9億5,518万4,000円となっております。  この結果、収支差引で純利益は8,316万円となりました。  次に、2の資本的収入及び支出について説明いたします。  恐れ入りますが、次の3ページを御覧ください。こちらは、税込表記となっております。  先に、支出から説明いたします。  1の建設改良費は、南新地土地区画整理事業内などの配水管工事や、企業局敷地内にある自家発電装置の更新工事などにより、昨年度に比べ増加いたしております。  また、2の企業債償還金につきましても増加となりましたことから、支出の合計は前年度比で14.3%増加の6億7,086万2,000円となりました。  その財源となる収入につきましては、主なものは、1の企業債や4の補助金で、収入の合計は前年度比で26.6%増加の4億3,503万9,000円となっております。  この結果、収支差引では2億3,582万3,000円の財源不足が生じましたので、損益勘定留保資金等の内部留保資金及び建設改良積立金で全額補填いたしております。  3の事業概要では、主な建設改良工事や業務量等を記載しておりますので、後ほど御参照をお願いいたします。  次に、利益剰余金処分額(案)について説明いたしますので、恐れ入りますが戻っていただきまして、2ページの右下を御覧ください。  当年度未処分利益剰余金の1億7,234万5,000円につきましては、資金の増加を伴わない利益や建設改良積立金を取り崩した2,116万3,000円を資本金に組入れ、減債積立金、建設改良積立金へそれぞれ2,000万円を積み立てることとし、残る1億1,118万2,000円を利益剰余金として、翌年度に繰り越す予定でございます。  水道事業の説明は、以上でございます。  続きまして、議第84号令和元年度荒尾市下水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について御説明いたします。  恐れ入りますが、議案書1の13ページをお開き願います。  水道事業同様に、議会の議決を求めるものでございます。  内容につきましては、議案資料で説明いたしますので、恐れ入りますが議案資料の4ページをお開き願います。  1の収益的収入及び支出について説明いたします。こちらは、税抜表記となっております。  まず、収入について説明いたします。  1の営業収益につきましては、大型温浴施設の営業終了等により、昨年度より減少いたしております。  また、2の営業外収益につきましても減少となりましたことから、収入の合計は前年度比で1.5%減少の13億3,021万円となりました。  次に、支出について説明いたします。  1の営業費用では、経費において予防保全の観点から強化しております修繕費が増加となりましたが、職員給与費や減価償却費、資産除却費の減少に伴い、昨年度に比べ減少となりました。  2の営業外費用では、雑支出は増加いたしましたが、支払利息が減少いたしましたことから、支出の合計は前年度比で1.0%減少の11億9,208万7,000円となりました。  この結果、収支差引で純利益は1億3,812万3,000円となりました。  次に、2の資本的収入及び支出について説明いたします。  恐れ入りますが、議案資料の5ページを御覧ください。こちらは、税込表記となっております。  先に、支出から説明いたします。  昨年度に比べ、1の電気設備更新や老朽化に伴う改築工事、下水道管管渠敷設工事などの建設改良費や、2の借入償還金が減少いたしましたことから、支出の合計は前年度比で6.6%減少の9億2,376万7,000円となりました。その財源である収入につきましては、企業債や補助金も減少いたしましたことから、収入の合計は前年度比で8.1%減少の4億4,977万7,000円となりました。この支出と収入の減少は、約7,100万円を翌年度へ繰越しを行ったためでございます。  以上の結果、収支差引で4億7,399万円の財源不足が生じましたので、損益勘定留保資金等の内部留保資金や減債積立金、建設改良積立金等で全額補填いたしております。  3の事業概要では、主な建設改良工事や業務量等を掲載しておりますので、後ほど御参照をお願いいたします。  次に、利益剰余金処分額(案)について説明いたしますので、恐れ入りますが戻っていただきまして、4ページの右下を御覧ください。  当年度未処分利益剰余金の2億7,476万4,000円につきましては、資金の増加を伴わない利益や建設改良積立金を取り崩しました1億3,664万1,000円を資本金に組入れ、その他、減債積立金へ1億円、建設改良積立金へ残りの3,812万3,000円を積み立てまして、翌年度繰越利益剰余金をゼロにする予定でございます。  下水道事業の説明は、以上でございます。  次に、議第94号令和2年度荒尾市水道事業会計補正予算(第2号)について説明いたします。  恐れ入りますが、議案書2の35ページをお開き願います。  第2条の収益的収入及び支出において、収入及び支出にそれぞれ116万7,000円を追加し、補正後の収入第1款水道事業収益の計を11億2,437万2,000円に、支出の第1款水道事業費用の計を10億8,514万1,000円とするものでございます。  この内容につきましては、新型コロナウイルス感染症対策に係る費用で、分散勤務環境整備の電話や料金システムの配線工事費等でございます。この事業費につきましては、下水道事業と2分の1の費用配分となっております。  次に、議第95号令和2年度荒尾市下水道事業会計補正予算(第2号)について説明いたします。恐れ入りますが、議案書2の41ページをお開き願います。  第2条の収益的収入及び支出において、収入及び支出にそれぞれ209万9,000円を追加し、補正後の収入第1款下水道事業収益の計を、14億183万8,000円に、支出の第1款下水道事業費用の計を12億9,793万2,000円とするものでございます。  内容は、水道事業同様の2分の1の整備費の116万7,000円に加え、大島浄化センター内の自動水洗器具の設置費用93万2,000円を盛り込んだものとなっております。  最後に、議第102号令和2年度荒尾市下水道事業会計補正予算(第3号)について説明いたします。  恐れ入りますが、同じ議案書2の173ページをお開き願います。  第2条の資本的収入及び支出において、収入及び支出にそれぞれ2,871万円を追加し、補正後の収入第1款資本的収入の計を6億2,961万3,000円に、支出の第1款資本的支出の計を10億9,215万1,000円とするものでございます。この補正内容は、公共下水道区域内の浸水対策の基礎調査として、現況調査を行うものでございます。  企業局の上程議案の説明は、以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 20:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 大嶋病院事業管理者。   〔病院事業管理者大嶋壽海君登壇〕 21:◯病院事業管理者(大嶋壽海君) ◯病院事業管理者(大嶋壽海君) 議員の皆様には、日ごろから当院に対し多大なる御理解・御支援を賜りまして、誠にありがとうございます。  また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、議員の皆様方の視察旅費を、当院の医療体制整備として公用車の購入に充てていただき、誠にありがとうございます。この公用車につきましては、入札を終え、納車は10月末になる予定でございます。この場を借りまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。  さて、今回、市民病院所管の議案といたしましては、令和元年度決算の認定について及び令和2年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)について、2件を提案させていただきました。  当院の経営状況につきましては、市民の皆様や議員の皆様から温かい御助言をいただきながら、また、荒尾市から多大な御支援もいただき、経営努力を重ねてまいりました。  年度末頃の新型コロナウイルスの感染拡大により、対応を迫られました。当院としては、この感染症と地域中核病院としての救急医療、各種拠点病院の両立という難局でありましたが、純利益としては僅かな額ではありますが、何とか単年度黒字決算を維持することができました。  具体的な取組として、医療の高度化、患者サービスの向上及び将来を見据えた病院スタッフについての強化を図ってまいりました。  令和元年度は、医師については常勤医として小児科医1名採用、また、研修医は基幹型臨床研修病院として8名在籍、協力型4名を受け入れることができました。また、感染症指定医療機関としては、新型コロナウイルス感染対策としての施設整備計画や、病床利用についての検討を重ねてまいりました。  令和2年度補正予算につきましては、国の新型コロナウイルス感染症の補助事業を活用したものになっており、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金を活用した医療機器等の購入や、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業を活用した慰労金の支給が、この内容となっております。  今後も、地域の信頼に応える基幹病院として、医療水準の維持・向上を前提とした経営基盤の強化に努めていく所存です。  引き続き、昨今の感染症拡大による院内感染防止はもちろんのこと、高度医療への取組や職員の研究・研修の機会を多く取り入れ、医療の質の向上を図るとともに、経営施策として施設基準の充実、病床利用率の高水準での維持向上、材料費の効率化などにも力を注いでまいりたいと考えております。  令和2年度も引き続き黒字決算を維持し、現在、職員一丸となって取り組んでおりますので、今後も議員の皆様の御理解・御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。  なお、議案の詳細につきましては、市民病院事務部長より説明させますので、よろしく御審議いただきますよう、お願いいたします。 22:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 上田市民病院事務部長。   〔市民病院事務部長上田雅敏君登壇〕 23:◯市民病院事務部長(上田雅敏君) ◯市民病院事務部長(上田雅敏君) 市民病院所管の議案2件について、御説明をいたします。  それでは、議案書1の15ページをお開き願います。  議第85号令和元年度荒尾市病院事業会計決算の認定についてでございます。これは、令和元年度荒尾市病院事業会計決算を、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付けて、議会の認定に付するというものでございます。  内容につきましては、議案資料により御説明をいたしますので、議案資料の6ページをお開き願います。  まず、1の収益的収入及び支出について御説明をいたします。  収入では、1の医業収益が59億1,772万8,000円で、前年度に比べ4,986万3,000円、率にして0.8%の減収となりました。  内訳は、入院収益が39億3,344万2,000円で、前年度に比べ1億1,816万8,000円の減収、外来収益が16億1,044万1,000円で、前年度に比べ7,524万3,000円の増収となっております。  なお、延べ患者数、診療単価については、入院ではともに前年度に比べ減少、外来では延べ患者数は減少、診療単価は増加という結果になっております。  また、2の医業外収益は3億2,840万5,000円、3の特別利益は193万円となりました。  以上により、総収入合計では前年度比2,792万円減の62億4,806万3,000円となりました。
     続いて支出ですが、1の医業費用が60億3,418万4,000円となっております。前年度に比べ1億1,275万4,000円、率にして1.9%増加いたしております。  内訳は、給与費では35億9,502万3,000円と、前年度に比べ81万9,000円微減しております。  材料費では、12億7,882万5,000円と、対前年度比3,878万円の増加となっております。特に、高額な薬剤の増加等による薬品費の増加が目立っております。  次に経費ですが、8億9,108万9,000円と、前年度比9,677万1,000円の増加となっております。これは、委託料の増加によるものも大分影響をしております。  なお、医業外費用につきましては、2億813万4,000円、特別損失につきましては326万7,000円となっております。  これにより、総支出は62億4,558万5,000円となり、前年度に比べ1億1,251万2,000円増加いたしました。  この結果、令和元年度の純利益は247万8,000円となっております。  これにより、累積欠損金は8億2,815万9,000円となり、累積欠損金比率は14%となっております。  次に、2の資本的収入及び支出について御説明をいたします。  7ページをお願いいたします。  資本的収入が1億6,795万円、資本的支出が5億1,213万6,000円でした。  支出の内訳といたしましては、建設改良費1億8,678万円、企業債償還金2億7,880万6,000円、医学生及び看護学生奨学金貸付金が、それぞれ3,480万円、1,175万円となっております。  なお、収支差引で不足する額3億4,418万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,523万2,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億3,727万8,000円で補填し、なお不足する額9,167万6,000円は一時借入金で措置をしております。  続きまして、議第96号令和2年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  議案書2の47ページを御覧ください。  今回は、新型コロナウイルス感染症関連の補正予算でございます。  49ページの令和2年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)実施計画を御覧ください。こちらで御説明をいたします。  まずは、収益的収入及び支出でございます。  国の新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業の慰労金として、1億3,700万円を収入のその他特別利益に、同額を支出のその他特別損失に補正計上いたしております。  次に、資本的収入及び支出でございます。  下段の支出には、器械備品購入費に、新型コロナウイルス感染症対策機器等の購入費として1億8,462万1,000円を、上段の収入には企業債として4,431万5,000円を、補助金として1億4,030万6,000円を、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業交付金として補正計上いたしております。  また、この機器の中のCT撮影装置につきましては、重要な資産の取得とするものでございます。  市民病院の議案説明は、以上でございます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。 24:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 以上で、上程議案の説明は終了いたしました。  ここで、暫時休憩いたします。                         午前11時15分 休憩    ────────────────────────────────                         午前11時20分 再開 25:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより、上程議案に対する質疑を行いますが、この際、議長より申し上げます。質疑をされる議員は、質問席にて発言されるようお願いいたします。  なお、答弁をされる理事者は、自席から発言されるようお願いいたします。  また、議事の進行に当たっては、一括議題となっておりますので、通告をされている全ての議案を一括して質疑を行い、一括して答弁されるようお願いいたします。  なお、発言は会議規則第54条の規定により簡明にするとともに、議題外にわたらないようお願いいたします。  それでは、質疑の通告がありますので、発言を許します。3番北園敏光議員。 26:◯北園敏光君 ◯北園敏光君 今回は、決算を中心に審議が行われるということで、主に議第80号令和元年度荒尾市介護保険特別会計の決算の内容について、質疑を行いたいと思います。  それ以外で、議第87号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第7号))、議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)、一般会計補正予算の小・中学校へのタブレット端末4,200台の導入、この件について少し詳しくお聞きしたい。  最後に、議第97号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第9号)についてもお伺いしたいと思います。質疑は3回ですので、今日は少し長くなると思いますが、最初の質疑でございます。  議第80号令和元年度荒尾市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。  最初に、令和元年度の保険給付費は、予算の56億3,637万1,000円に対して、決算は48億5,045万770円となり、予算を約7億8,592万円も下回ってしまいました。その要因について、最初にお伺いしたい。  2番目に、令和元年度は第7期介護保険事業計画の2年目でありますが、前年の平成30年度も決算が予算を約4億9,185万円下回りました。第7期介護保険事業計画の最後の年度となる令和2年度は、コロナ禍の影響が懸念されると思いますが、どのような見込みが予測されるのでしょうか。この2番目の問題については、今年度の決算を参考に、第8期の事業計画を策定する上で慎重な決算の総括が当然行われると思いますので、今日はその点について、2番目の質疑にしたいと思います。  3番目に、このように予算と決算が大きく乖離し、令和元年度も結果的に、65歳以上の市民の保険料徴収額が1億円以上超過する、余計に取り過ぎたという結果になってしまいました。このことについて、執行部はどのように受け止められているのでしょうか。  最後に、予算額が当初定例会で議決された額と変わっています。これは補正が行われたためだと思いますが、その中身についてお伺いしたいと思います。  次に、議第87号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第7号))。  2款総務費、荒尾総合文化センター管理費、新型コロナウイルス感染防止用備品等の整備の内容について、これは、中身を全部読みましたけれども、ちょっと分からなかったので、率直に中身をお伺いしたいということでございます。  3番目。議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)についてです。  2款総務費、公用車購入・リース費として、自動車購入費が計上されています。当然、災害時の電源の補強といいますか、必要と思うんですけれども、急速充電器の設置は検討しないのか。これが1番ですね。  次に、3款民生費。生活困窮者自立相談支援事業費として、相談員を1名増員予定ということでございます。コロナ禍で相談が急増しているというふうにお伺いしていますので、現在、どのような相談事例が増加しているのか、その特徴などについてお伺いをしたい。  それから、10款教育費。小・中学校のICT環境整備事業費として、タブレット端末を4,200台導入すると。これはLTE通信として運用すると説明されていましたが、LTEならば、端末1台1台が全てインターネットにつなげる形態ですので、相当の通信料が発生するのではないかと想定されますので、通信料金は年間どれくらいになるのかをお伺いしたい。  最後に、議第97号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第9号)です。  3款民生費、潮湯運営費として、潮湯への憩いの場の設置に伴う指定管理料の増加として21万8,000円、これは電気代と水道代ということですが、これは市の社協への委託になるんでしょうか。  最初に、以上四つの議案についての質疑をいたしますので、答弁をよろしくお願いします。 27:◯保健福祉部長(片山貴友君) ◯保健福祉部長(片山貴友君) お答えをいたします。  まず、議第80号令和元年度荒尾市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、4点ほどございました。  まず、1点目でございます。決算額が予算額を下回った理由についてでございます。  第7期介護保険事業計画におきましては、平成31年度には、市内の介護医療院の約60床の新設により約2億3,000万円、それと小規模多機能型居宅介護事業所の2カ所増設で約1億7,000万円、合計約4億円の増加を見込んでおりましたが、実際には開設が1年遅れまして、令和2年4月となったことが大きな要因となっているところでございます。  次に、2点目の令和2年度の見込みについてお答えをいたします。  コロナ禍の影響でございますけれども、新型コロナ感染症の影響により、現在、閉鎖をしている事業所等はありませんことから、現時点で把握できている今年の4月から6月における給付費には、影響のほうは出ておりません。  ただ、今後につきましては、外出自粛等によるフレイルの進行が懸念されるところでございますので、要介護認定者の増加、また、要介護状態の悪化による給付費の増加が予想されるところでございます。  3点目になります。予算と決算が大きく乖離したことをどのように受け止めているかということでございます。  一つ目の御質疑でお答えしましたように、当初の計画では令和元年度に介護医療院と小規模多機能型居宅介護事業所が開設され、その給付費が年間約4億円増加すると見込んでおりました。  御存じのとおり、給付費の財源比率は定められておりまして、保険料の比率は23%となっておりますので、これらの施設の開設が見込みより1年遅れた影響が、1億円超過の大きな要因であると考えておるところでございます。  それと4点目ですけれども、予算額が当初定例会で議決された額と変わっているとの御質疑でございますけれども、平成31年3月議会で議決いただいた平成31年度の介護保険特別会計の当初予算と、3回の補正を経て今回提出しております予算現額につきましては、何ら変わってはおりません。  3回の補正の内容でございますけれども、6月議会で人事異動による補正ですね。それと9月議会におきまして返還金等による補正と、12月議会、これは給与改定によります補正ということで、合わせまして1億6,966万9,000円の補正を行っているところでございます。  議第80号につきましては、以上になります。  それと議第93号、令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)につきましての御質疑にお答えをいたします。  2点目になります、民生費でございます。  相談事例の特徴について、お答えをいたします。  相談事例の特徴といたしましては、住居確保給付金申請に係るものが主となっておりますが、感染拡大の長期化の影響によりまして、住居確保給付金の延長申請のほか、社会福祉協議会が実施しております総合支援資金貸付延長に係る自立支援プランの申込みも急増しているところでございます。  このような状況の中、今回の補正は支援相談員を増員し、生活相談支援センターの強化を図るものでございます。  それから、最後になります。議第97号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第9号)についてでございます。  潮湯運営費について、お答えいたします。  憩いの場の設置に伴う委託料につきましては、潮湯と一体となった事業展開を図るため、荒尾市社会福祉協議会に委託をするものでございます。 28:◯総務部長(石川陽一君) ◯総務部長(石川陽一君) 議員の御質疑の2番目ですね、議第87号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第7号))の荒尾総合文化センター管理費、新型コロナ感染症防止用備品等の整備の内容ということでございますけれども、このたび、子ども科学館を含む荒尾総合文化センターにおきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として、大ホール等に入場する複数人の体温を同時に計測するというものです。移動式のサーモグラフィを2台、また、練習室等の換気を行うことが困難な部屋に対する空気清浄器、これらを15台ほど、また、手洗いの非接触型の液体石けん入れ、これらを27台ほど整備する予定としております。  また、サーモグラフィの2台のうち1台につきましては、他のイベント等への貸出しも想定しているものでございます。  続きまして、3点目の議第93号荒尾市一般会計補正予算(第8号)につきまして、公用車購入・リース費についてお答えします。  今回、平成29年度から本市で取り組んでおりますエネルギーの地産地消の推進や環境負荷の軽減に加えまして、災害発生時におきます電源供給体制の構築に向けたものとして、公用車として、EV車を配備するというものでございます。  なお、このEV車に充電するための充電設備につきましては、公用車の性質上、日常使いの後、業務終了後の夜間の駐車時間におきまして、満充電のための十分な充電時間が確保できるということで、急速充電器等の設置費、これはかなり高額なものになりますので、そのあたりを比較して、通常の普通充電器の設置を予定し、関連予算を計上しているものでございます。 29:◯教育長(浦部 眞君) ◯教育長(浦部 眞君) 続きまして、議員がお尋ねの議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)の10款教育費、小・中学校ICT環境整備事業費について、お答えをいたします。  当該業務につきましては、機器の購入をはじめ、授業や学習支援のためのアプリケーションライセンスの費用、通信費、運用保守費、利活用研修費などが含まれるものでございます。  また、執行の方法といたしましては、今回の予算計上のとおり、これらを一括して業務委託として発注することを予定しております。  発注方法といたしましては、優れた企画、提案を募る公募型プロポーザル方式にて実施することを想定しております。このため、通信料金は、あくまでその委託料を構成する中の一部であり、どのような企画、提案になるかによって変動することも考えられます。  このことに御留意いただき、あくまで今回予算計上をする上での積算上の想定としてお答えをいたしますけれども、1カ月に約1万3,000ギガバイトの容量で、年間約6,000万円程度を想定したものでございます。 30:◯北園敏光君 ◯北園敏光君 それでは、2回目の質疑に移ります。  介護保険給付費が予算を下回ったのは、介護医療院とか小規模多機能型居宅介護事業所の開設が遅れているということが主要な要因として言われたと思うんですが、私は、社会福祉協議会の評議員をしております。それで、社会福祉協議会が扱っている介護事業が大幅に減収しているんですね。これは、人手不足ということなんですよ。だから、恐らく市内でいろんな介護サービスの事業所でも似たように、例えば、ヘルパー事業所であってもヘルパーの確保が難しいということで、そういう意味で、今言われた介護医療院と小規模多機能型居宅介護事業所が予定どおりつくられなかったということだけではなくて、現在、行われている介護サービスも、実際上サービスが減ってくるという状況があるということは社会福祉協議会のほうで確認していますが、この人手不足の影響とかについては、どのように受け止められているのかというのが一つですね。  それと先ほど、コロナの影響は、現在ではないということですけれども、全国的には介護事業所への通所を、家族が自粛するということが起こって、介護事業所の減収というのが問題になっているわけですよ。ということは、介護保険給付費も下がるということなんですね。これは、コロナは今、第2波が落ち着いてきたということでしょうけれども、今後、インフルエンザとコロナが一緒になれば大変ということで、第3波が心配されています。この状況は恐らく、二、三年は続くだろうということですので、そういう意味で、このコロナの影響ということについては、先ほどは自粛された方の状態が悪化するんじゃないかと言われたんですけれども、全体の介護保険給付費として、コロナの影響がどういうふうになると思われているのか、この点をちょっと2番目にお伺いしたいんですね。  それと、ちょっとたくさんあるんですけれども、3番目は、先ほど保険給付費は下回ったということですけれども、実際、見込みの86.1%だったんですよ。14%の見込み違いですよ、はっきり言ってですね。ところが、保険料は予算に基づいて100%徴収されているわけですよ。だから、1億円残って、今回は基金を5,000万円ぐらい予算に入れて使うということだったけれども、実際は余って、10億円が今、十四、五億円ぐらいになっていますので、この点はやっぱり、これだけ見込みが違うというのは、結果的に市民にそれだけの負担を強いることになったので、責任の問題もあるんじゃないかと思うんですけれども、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。  それと、もう一つですね。先ほどの繰り返しになりますけれども、この令和元年度の決算の分析と、今後のコロナの見通しというのは、来年度からの3年間の介護保険事業計画をつくる上で、ものすごく大事だと思うんですよ。だから、今までどおりの伸び率とか高齢者の増加率とか、それではうまくいかないと思うんですね。そういう意味で、この点を検討されるでしょうけれども、予定では、年内の11月、来年1月、そして、3月に会議が開かれる予定ですよね。  それで、この第1次案というのは、大体11月になるのか1月になるのか、いつ頃に来年の事業計画案が出されるのか、それをちょっとお伺いしたいと思うんですね。  それと、あとは教育費のICT環境整備の問題です。  先ほど、浦部教育長のほうから、これは機械の購入と通信料金、運用、利活用全てを含んで、一括して委託をする計画であると。それで、大枠年間6,000万円の通信費になるのではないかということですけれども、私が一つお伺いしたいのは、実はこれは国の方針で1人1台というのがあっていまして、以前もGIGAスクールとか出てきたんですけれども、私はこれを設置すること自体は、やっぱり、コロナの問題があって必要と思うんですよね。学校だけではやっぱりいろいろできなくなるので、ICT環境の整備は必要になると思います。  ただ、一番問題と思うのは、2億3,400万円を自治体が持ち出す予算になっていますよね。全体の予算の3分の1しか国が出さないという中で、毎年、荒尾市が、さっきは通信費と言ったんですけれども、どれくらいランニングコストとして必要になってくるのか。今のところ、国が出すというふうになっていませんので、これがやっぱり大きくなるんじゃないかと。これをそのままにしたら、例えば、福祉とかいろんなところにも影響が出てくると思うんですよ。それが一つと、だから私は、このLTEという、一台一台の端末が外でも全部インターネットにつながるというシステムと言われたんですけれども、例えば、菊池市とか合志市とかは、そういう端末じゃないんですよ。Wi-Fiといって、通信ができる教室に行くとつながる、外ではつながらない。家庭にWi-Fiがあれば、つながる。だから、家庭でつながらないところには、つながる機械を置くとかですね。それと、校外でいろいろ使うということがあっても、その1台つながる機械を持っていくと、機種によっては数十台つながるというのがあるので、私は、このLTEといわれる4,200台全てがどこに行ってもつながるというシステムよりも、学校であれば、Wi-Fiという機械が幾つかあるとつながる、こちらの方が相当安いと思うんですね。その辺の比較検討はされたのかどうか。これがされたのであれば、LTEとWi-Fiでどれだけ差があるのか。私は、ここがはっきりしないと。入れることは必要と思います。ところが、財政的に相当高額な選択を今提案されているんじゃないかと思うので、そこをちょっとお伺いしたいんですね。  それから、2番目の質問の最後です。  潮湯が突然4カ月閉まるということで、今、市民から不満が出ています。  それで、今日は、その憩いの場という名称ですね、電気代・水道代を一応計上して21万8,000円です。ただ、今回つくのかなと思ったんですけれども、当然お風呂へ入って、あそこでちょっと椅子に座ったり、テーブルがあったり、ちょっと冷たいお茶を飲んだりとか、そういう設備はないのかなと思うんですね。  ただ、そのときに、今はやっぱりコロナがありますから、湯茶のセットは紙コップですよね。だから、そういうものが必要と思いますので、今回は電気代と水道代ですけれども、憩いの場にふさわしい設備を検討されているのか、その点を2回目の質疑でお聞きして終わりたいと思います。 31:◯保健福祉部長(片山貴友君) ◯保健福祉部長(片山貴友君) まず、介護保険特別会計に関しての御質疑にお答えをいたします。  まず、1点目でございますけれども、先ほどお話もございました人手不足ということではないかということなんですけれども、全国的な問題として当然それはあるかと思います。  ただ、本市に関しましては、さほどまだその影響はないと捉えているところでございます。  介護医療院と小規模多機能型居宅介護事業所の2カ所、これが遅れた理由につきましては、新しい制度ということでございますので、その辺の様子を見られたというところもあるかと思います。人手不足ではないと考えているところでございます。  それと2点目。コロナの影響によりまして、高齢者が介護サービスを受けるのを控えるという自粛の影響が、今後、出てくるのではないかというところでございますが、第8期の介護保険事業計画に関しましては、当然、その辺も今後、加味していかないといけないのかなというところで考えております。
     第8期の計画につきましては、せんだっての6月議会でもお答えをいたしましたとおり、今後、国のほうから介護報酬改定等のいろいろな情報が下りてきますので、それを踏まえまして検討のほうをしていきたいと考えているところでございます。  それと3点目。見込み違いということでございますけれども、先ほど御説明したとおり、介護医療院と小規模多機能型居宅介護事業所のほうで、4億円ほど1年ずれておりますので、その辺が、もちろん努力はしたところでございますけれども、見込み違いというところでございます。  それと、4点目でございます。  介護保険運営協議会のお話かと思いますけれども、実際のところ10月、12月、3月で計画をしているところでございますけれども、コロナのほうの影響もありまして、議員のお話もありましたとおり、11月、1月、3月、最初の提案といたしましては11月頃になるところで考えているところでございます。  それと、潮湯の設備の御質問でございます。  今回、電気代等でございますけれども、当初の建設費のほうにエアコンであったり机、椅子、その他備品のほうも含めているところでございます。 32:◯教育長(浦部 眞君) ◯教育長(浦部 眞君) 議員のお尋ねの件について、お答えをいたします。  いわゆる、年間のランニングコストでございますけれども、私どもの現在の試算としましては、約7,000万円というふうに考えております。つまり、先ほど申しましたけれども、そのうちの約6,000万円がLTEを使用した場合の予算とお考えいただければと思います。  なお、LTEとWi-Fiの違いでございますけれども、先程議員が十分お話しされたとおりでございますけれども、私たちが今これを検討して進めようと考えたのは、まず、Wi-Fi環境がそれぞれの家庭にもある場合、無い場合がございます。実際、私どもが5月にアンケートをとったところでも、小学校で約6割弱、中学校で7割弱が、家庭にインターネット環境はあると答えております。ただ、その中でのインターネット環境の細かいところが私たちも把握することはできません。例えば、無線ルーターを設置しているかどうかというのも、ちょっとわからないところでございました。  そのような場合、先ほど議員もお話しされましたコロナの今後の状況におきましては、やはり、タブレット等を貸し出して、そして、学校と家庭をつなぐ授業を全ての子供たちに保障する場合があるかと思います。  それから、校外学習におきましても、そういうものを活用した場合でも、家庭も含めてですけれども、つながる、つながらないという状況が極力ないほうを、やはり考えていくべきではないかというふうに考えております。  そういうのも加味いたしまして、現在は、私どもとしてはWi-FiよりもLTE通信、そちらのほうを推奨していったほうが、より子供たちの今後の学力保障につながるのではないかなというふうに考えているところでございます。 33:◯北園敏光君 ◯北園敏光君 3回目で最後になりますが、介護保険のほうは、何回も重なりますが、令和元年度分の保険料が基金に繰り入れられて、現在、11億5,795万円に膨れ上がったわけですね。  それで、これまでの執行部の見解は、今後、そういった介護医療院とか小規模多機能型居宅介護事業所とかの介護サービスが増えて、保険料の増加が想定されるので、その分を抑えるために、これを活用するためにとっておくということだったんですね。しかし、ずっと積み増しで、私は以前、塚本部長時代にこれを取り上げたときは6億円だったんです。これがもう倍になっているんですね。  それで、やっぱり何度も言いますけれども、この時期、11億円、12億円近いですよ、これが本当に使えるのかどうかですね。私は前回、質問で取り上げましたけれども、このことは突っ込んでは質問しませんでしたけれども、介護保険法の第129条というのは、3年ごとにきちっと保険料を精算して、一応ゼロにするというのが義務規定なんですよね。だから、私はやっぱり、この11億円超に膨れた分は、次の事業計画で見直すことが必要ではないかと思います。  それで、実は先ほど低所得者の保険料の交付金が、消費税10%増税に基づいて入ってくるようになったんですけれども、実は塚本部長時代にも言ったんですけれども、荒尾市の65歳以上の年金受給者、これは2011年から6年間調べたら、この間にマクロスライドとかで年金はずっと下がっているんですよ。それで、この2011年から6年間で、例えば、120万円以下の年金を受給している人、これは障害年金と遺族年金を除くんですけれども、373人から670人に、6年間で倍になっているんですよね。それと、120万円を超えて160万円以下の人も、136人から286人。ところが、年金を250万円以上受給している人はずっと減っているんです。  こういうふうに、荒尾市の高齢者の年金というのは急激に減ってきているんですね。そういう中で消費税が10%になり、介護保険料は5,800円のまま。それでも払って、今、11億円残っているということを十分につかんで、次期の事業計画を検討していただけないかと思うんですけれども、その次期の事業計画へ向けて、どういう視点で取り組まれようとされているのか、その点を一つお伺いしたい。  それと、先ほどタブレットについては、これはやっぱり全国的には、国が音頭をとったが3分の1しか出さずに、あとは自治体に負担を押しつけるというのは、どの自治体もそれは相当苦しくなると。だから、基本はやっぱり国が助成をすべきだということで、国に対して、校長会とかを含めて、こういうものを自治体の負担を軽減するような要望をまとめようとか、そういう検討はされているのかどうか、それを最後にお伺いして質疑を終わりたいと思います。 34:◯保健福祉部長(片山貴友君) ◯保健福祉部長(片山貴友君) まず、介護保険事業計画第8期の分でございますけれども、第129条のお話がございました。6月議会のほうでもお答えをしておりますけれども、第129条につきまして、おおむね3年を通じて財政の均衡を保たなければならないとうたってあるところでございます。赤字が出ないようにしなさいというところで、基本はその3年間の保険のサービス、あとは保険料あたりを精査した上での保険料の設定ということでございますので、必ずその基金をそのとき全部そこに入れ込みなさいというところではないと理解しているところでございます。  せんだっての議会でも、北園議員から御指摘がございました、山鹿市、玉名市あたりの事例も、私が確認をしましたけれども、全部リセットをしてということではないと理解をしているところでございます。  今回、第8期の計画につきましては、当然このコロナの問題もありますし、あとはその11億円を超えた基金、このあたりも当然検討をしながらつくっていきたいと考えているところでございます。 35:◯教育長(浦部 眞君) ◯教育長(浦部 眞君) 先ほど議員のお尋ねの件につきましては、校長会でどれだけ要望をしているかということについては、ちょっと私も把握はしておりませんので、差し控えさせていただきます。  私が学校現場におりましたときは、毎年、要望を県の校長会で集約をして、そして、全国の校長会がまた要望するということで、その中には確実にICTのことは上がっておりました。  また、現在の職にあります教育長会でも先日、今後に向けての要望書等もありましたので、通常でいきますと県のほうで取りまとめて、そして、国のほうへ要望という形になるかと思います。昨年度までも、こういうICT教育の充実ということはうたわれておりましたので、お知らせしておきたいと思います。    ──────────────────────────────── 36:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 以上で、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議第78号から議第102号までの25議案は、お手元に配付しております議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  この際、暫時休憩いたします。                         午前11時59分 休憩    ────────────────────────────────                         午後 0時40分 再開 37:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  休憩中に財務常任委員会が開催されましたので、この際、財務常任委員長から、委員会の審査の経過及び結果の報告を求めます。  なお、委員会の審査報告書は、後刻、印刷配付いたしますので御了承願います。  財務常任委員長小田龍雄議員。   〔財務常任委員長小田龍雄君登壇〕 38:◯財務常任委員長(小田龍雄君) ◯財務常任委員長(小田龍雄君) 財務常任委員会に付託されました議案のうち、本日中に議決を要請されている専決処分関係の議第86号、議第87号、補正予算関係の議第93号、議第94号、議第95号、議第96号について、委員会における審査の結果及び経過について御報告申し上げます。  議第86号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第6号))、議第87号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第7号))、以上2件の専決処分については、いずれも異議なく、承認すべきものと決定しております。  次に、議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)、議第94号令和2年度荒尾市水道事業会計補正予算(第2号)、議第95号令和2年度荒尾市下水道事業会計補正予算(第2号)、議第96号令和2年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)、以上の4件の補正予算については、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しております。  以上でございます。 39:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) これより、財務常任委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 質疑なしと認めます。  これより、議事日程の順序により討論に入ります。  議第86号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第6号))について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、承認であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 42:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は承認することに決しました。  議第87号専決処分について(令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第7号))について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、承認であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 44:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は承認することに決しました。  議第93号令和2年度荒尾市一般会計補正予算(第8号)について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 46:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。  議第94号令和2年度荒尾市水道事業会計補正予算(第2号)について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 48:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。  議第95号令和2年度荒尾市下水道事業会計補正予算(第2号)について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 49:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 50:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。  議第96号令和2年度荒尾市病院事業会計補正予算(第2号)について、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 52:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。  念のために、議第94号令和2年度荒尾市水道事業会計補正予算(第2号)の採決をとります。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 53:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 全員起立であります。よって、本件は原案のとおり可決することに決しました。念のためですから。    ──────────────────────────────── 54:◯議長(安田康則君) ◯議長(安田康則君) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  この際、議長より申し上げます。一般質問を希望される方は、本日午後4時までに、その要旨を文書で通告されるよう望みます。  次の本会議は、9月14日に開催し一般質問を実施します。  本日は、これにて散会いたします。                          午後0時48分 散会...